エレファント
アフリカ象は主に象牙を目的とした乱獲により生息数が激減し、ワシントン条約のもとに一切の捕獲(自然死、原産国内で最低必要な間引きを除き)狩猟の禁止、象牙、象革を含むすべての派生物の輸出入の禁止措置が取られました。
その後、10年間は一切の国際取引が禁止されました。
その間、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカなどの南部アフリカ諸国では自然死や間引きによって保管されてきた象牙や象皮が相当量になり、ワシントン条約の締約国会議にてそれらの在庫を特別に一時に限って販売し、その売上金を各原産国が象の保護の為の基金にすることが承認されました。
その結果、象牙はそれら4カ国の在庫、約60トンをワシントン条約事務局等の監視のもと、それらの国と日本の国との二カ国間に限定して取引がなされました。 象皮については、ジンバブエのみに輸出が認められ、同様に日本にのみ輸出されました。 その時のジンバブエの象の皮の大半は弊社が輸入しました。 その際に弊社としては、それらの皮を販売した売上金の一部をジンバブエの象の保護に利用してもらう方法を日本のメーカーさんの協力も得て検討いたしました。
その結果、元ワシントン条約事務局長のユージン・ラポワント氏が代表をしているNGOのIWMC(International Wildlife Management Consortium)に売上金の一部を寄付し、そのIWMCがジンバブエの象を含め野生動植物の保護と利用の為に利用してもらう形ができました。
現在でもIWMCは日々世界の野生動物の資源の保護と利用の為に活躍しています。 最近では、日本政府から委託されIWC(国際捕鯨委員会)にも出席し正論を展開しています。 是非IWMCのホームページ(現在の所は英語版のみですが)もご覧ください。
象革は昔から欧米で非常に特別な貴重な革として珍重され、椅子、本の装丁、鞄、ハンドバック、ベルト、靴、その他特別な小物などに利用されています。
弊社では、ジンバブエと南アフリカの国立公園局の下に許可された象革のみを定期的に輸入して国内の取引先に販売しております。
是非、すばらしい品質、耐久性が大変すぐれた象の革の製品に触れてみてください。